瓦屋根・漆喰補修

日本瓦はとても寿命の長い屋根素材!
長く使用できるように
日頃のメンテナンスを!

瓦屋根は、耐久性が高く、見た目も美しく、今でも多くの家屋で使用されています。しかし飛来物等での瓦の割れ、地震等での瓦のずれ、漆喰のはがれなどの症状も発生します。
瓦屋根は耐久性が高いので、あまりメンテナンスをされていないケースも多いですが、瓦の割れから雨漏りに発展するケースも少なくないので、これらの症状が出てきたときには早めのメンテナンスをオススメしています。

目次

瓦屋根のメンテナンス
サインはこれ!

瓦の割れ、ズレ

飛来物、落下物などで瓦が割れたり、地震や強風などでずれることがあります。

漆喰が剥がれて落下

漆喰の寿命は、20年前後といわれています。漆喰が剥がれたところから雨漏りすることもあります。

棟の歪み

瓦屋根の棟が歪んでいるのも要注意。小さな地震で、屋根が崩れるリスクもあります。

瓦屋根の補修する際は屋根の下にあるルーフィング(防水シート)の劣化状況も確認することをオススメします。このルーフィングは二次防水といわれており、屋根が割れていても、雨漏りを防いでくれる役目があります。しかし、ルーフィングが破れていたら、二次防水の役割を果たさないため、早めのメンテナンスが必要となります。

瓦屋根の種類と
メンテナンス方法

粘土瓦(日本瓦)の場合

瓦の補修・漆喰補修は必要です!

塗装の必要はありません!

粘土瓦の耐久性は非常に高く、耐用年数は「60年~80年」といわれています。また、基本的に塗装は不要なものが多く、瓦や漆喰を補修していれば、長期間安心できます。
しかし、唯一の欠点として屋根が重くなることがあげられます。そうすると、地震や強風で瓦がずれてしまったり、落下してしまうことがあります。

セメント・スレート瓦の場合

塗装が必要です!さらに、塗膜が
はがれていたらケレンが必要です

モニエル瓦の場合

塗装が必要です!塗装の前に
スラリー層を剥離する必要があります

セメント瓦、モ二エル瓦、化粧スレート瓦の場合、セメントを原料とした瓦の耐用年数は「30年前後」といわれています。セメント系の瓦は外側の塗装がはがれると防水効果が薄れて、ひび割れが生じ、雨漏りの原因になることもあります。
また、設置から10年以上経過していると、廃盤になり、同じ型、同じ色の在庫がなくなるケースもあります。部分的な補修に対応できなくなってしまうので、早めの補修がオススメです。

瓦屋根の強風対策が義務化
(2022年1月から)

<以下、政府広報オンラインより抜粋>
瓦屋根の住宅にお住まいの皆さん、屋根の強風対策は大丈夫ですか?令和元年(2019年)に発生した令和元年房総半島台風(台風15号)では住宅の瓦などの屋根材が飛ばされる被害が多数発生しました。そこで、建築基準法に基づく瓦屋根の留付けの基準が改正され、令和4年(2022年)1月から新築の住宅について全ての瓦の固定が義務化されます。
<抜粋ここまで>

新築住宅が対象ですので、既存の住宅に特別罰則があるわけではありません(2022年時点)が、義務化された背景には、やはり台風被害があります。地震や台風で大きな被害にならないためにも、屋根のメンテナンスの時に併せてご検討ください。

瓦屋根の修繕には
火災保険が使えます

落雷や台風、大雨などの自然災害による被害で瓦が割れたり、飛ばされた場合は、現在ご加入中の火災保険を申請して補修することが可能です。火災保険を使用した修繕をご希望の場合は、お気軽にご相談ください!

費用負担なしで修繕できる?火災保険でリフォーム費用を軽減

要注意!瓦屋根の
ラバーロック工法

瓦屋根の隙間をシーリングで埋めて固定するラバーロック工法というものがあります。これを勧められたら要注意です。
屋根は基本的に層構造で雨水を排水しており、その隙間を埋めてしまうと、逆に毛細管現象で雨水が屋根材内部に侵入してしまいます。
瓦がずれているところに部分的に使う分には有効な場合もありますが、いたるところにコーキングするのはNG。

代表取締役 名和修

『ラバーロック工法』は一見、「瓦が固定されて、隙間もなくなるし、いいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、これは実は雨漏りを誘発するのです。
このような提案を受けたら、当社の提案も一度聞いてみてください。

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