【地震対策してますか?屋根の軽さが効果的!!】

目次

こんにちは一級建築士の名和です🐭

昨今発生している地震において瓦屋根の木造住宅と見られる建物が多く倒壊している様子が報じられています。

倒壊した多くの屋根は、棟に被害が集中していました。

まずは、棟部分の写真をご覧ください📚

「棟(むね)」は、建物の屋根の最上部で、

屋根の両端をつなぐ部分を指します。

瓦屋根が地震等の被害にあった場合、

一番影響が大きいのが、この棟部分になります。

棟部分

瓦屋根の棟部が落ちてしまう原因=築30~40年の瓦屋根の旧工法によるものです⚠️

旧工法(大回し工法)の見分け方は、冠瓦とその下ののし瓦を何枚か銅線で縛っていると旧工法です。 

この多くは、1981年以前の旧耐震基準で建てられた家屋と思われます。

建物の強度が不足していれば、倒壊する危険は高まります。

建物全体で、耐震改修するのと屋根を軽くする事も地震対策には効果的となります👷

地震対策は、建物の安全性を高め地震による被害を最小限に抑えるためにとても重要です。

一般的な方法をいくつか紹介します✨

方法内容
1.耐震補強建物の構造体を補強して、地震に対する耐性を高めることが重要です。これには、柱や壁の補強、基礎の強化、屋根の補強などが含まれます。建物の耐震性を高めるために定期的な点検・メンテナンスが必要です
2.地盤調査と基礎設計地震の影響を受けやすい地域では、地盤調査を
行い適切な基礎設計を行うことが重要です。地盤の状態に応じて、建物の基礎を設計し地震時の 揺れに対する安定性を確保します。
3.軽量化建物の屋根や壁などに使用される材料を軽量化することで、地震時の負荷を軽減することができます。軽量な建材や断熱材を使用することで、建物の耐震性を向上させることができます。
4.家具や設備の固定家具や家電製品などの重い物品は、地震時に転倒や落下する危険性があります。これらの物品を壁や床に固定することで、地震による被害を軽減することができます。
一般的な方法

今回は3.軽量化について詳しく説明していきます😊

瓦屋根、スレート屋根、金属屋根の重さは一般的に次のようになっています。

瓦屋根が約6,000kg、金属屋根は約600kg、金属屋根は1/10軽量で地震の際の揺れが軽減され

崩壊のリスクが大幅に違います‼️

屋根が重い場合と軽い場合では、次のように重い屋根の方が建物の揺れが大きくなることがわかっています

このように、耐震改修するのと屋根を軽くする事で地震対策に効果的なのがわかっています。

ここからは、金属屋根と瓦屋根の地震対策について説明させていただきます📝

地震対策には、軽くて耐久性のある金属屋根がおすすめです。

屋根材で一番軽いのは、金属屋根(ガルバリウム等)です。

ガルバリウム鋼板は、耐久性に優れており耐熱が高く耐震性にも優れているのが特徴です。

瓦屋根から金属屋根(ガルバリウム等)に葺き替えた場合の重さが

約6,000kg→約600kgに屋根の重さが約1/10ほどでとても軽量です。

屋根葺き替え・カバー工法については下記をクリックして参考にしてみてくださいね😊

瓦屋根の地震対策として、地震や台風に強い瓦屋根を実現するために設けた新しい 屋根の施工方法

ガイドライン工法をおすすめしています✨

対策1
耐震棟工法で棟を
銅線・金物で強くする
(ガイドライン工法一部)

対策2
棟を低くする

対策3
瓦屋根を軽量化する

軽量な屋根材ルーガ屋根(ROOGA)樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦を用いて重量負担を大幅に軽減❗

日頃のメンテナンスサインはコチラも参考にしてみてくだいね。

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大地震が起きる前に対策にメンテナンスがとても必要と感じます。

何かわからない点・不安な点がございましたらお気軽にご相談くださいね😊

代表取締役 名和修

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スタッフ池田

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