【屋根工事】陸屋根 折版屋根(ルーフデッキ)カバー工事 H様邸(岐阜県岐阜市)

施工前
施工後

今回は、室内から雨漏りがしているとのお問い合わせをいただき工事をさせていただきました。

目次

現場調査📷

現場調査に伺ったところ、雨漏りをしている建物の屋根が『陸屋根』といわれる形状の屋根でした。


こんにちは一級建築士の名和です🐭

ここでワンポイント解説✨✨✨

陸屋根について

ご説明させていただきます!

屋根には様々な形状がありますが、皆さんがイメージする屋根はほとんどが傾斜のある屋根のイメージではないでしょうか。

一般的によく見られる屋根の形状として、下のイラスト図左側の『切妻屋根』といわれる左右に傾斜が流れる屋根がある他、近年では片方だけに流れる1枚屋根『片流れ屋根』などがあるなかで

地面と水平に傾斜のない屋根のことを『陸屋根(りくやね・ろくやね)』といいます。(イラスト図右側)

切妻屋根
陸屋根

鉄筋コンクリート建築造に使われることが多く、台風の被害が多い沖縄県には陸屋根が使われている建物が多くあります。

天井が平たい為、屋上として活用できる・落雪が少ないといったメリットがあります💡

一方で、屋根裏のスペースができない・水はけが悪いといったデメリットもあるので、日ごろのメンテナンスをこまめに行う必要があります。

今回は、ドローンを用いて上空から屋根の状態を調査させていただきました🔍

現場調査①
現場調査②

本来陸屋根には傾斜がない為、防水シートを施工し排水ドレンから雨水を排水する流れができているはずなのですが、写真をご覧の通り片方の屋上部分は池のような状態(約60cmの水位)で草も生えている状態にになっていました…💦

現場調査③

排水ドレンに落ち葉やゴミが詰まってしまったことが原因であることが考えられます。

現場調査④
現場調査⑤

また、防水シートも経年劣化により剥がれや浮きが発生し、防水シートの機能がない状態でもありました。

調査報告&施工図面

現場調査が終わり調査報告書と見積りを提出📁

劣化している箇所全てを修理するとなると、修理をしなければならない箇所が沢山ありその分費用も時間もかかってしまいます。

綺麗に修繕したとしても、また今回のような事態になりかねません。

そこで当社は、今後のメンテナンス期間などを踏まえ、陸屋根にルーフデッキ材を使用して屋根を葺くことをご提案させていただき工事に取り掛かりました。

施工図①
施工図②

清掃

まず、屋上に溜まった雨水やゴミを綺麗に清掃しました。

清掃前
清掃後

雨水を排水しあらわになった防水シートは、蓄積された雨水やゴミなどの汚れが付着し真っ黒に汚れてしまっていました。

これを綺麗な状態にするのに時間を要し、なかなか大変な作業でした💦

下地・タイトフレーム施工

屋根材を施工する前に、既設アルミを撤去し下地・タイトフレームを取付していきました。

今回は、タイトフレームを取付する箇所に特注金物(㋐2.3)を取付し施工をしていきました。

下地・タイトフレーム施工①
下地・タイトフレーム施工②

屋根材搬入

清掃完了後、屋根材を搬入し屋根葺きの作業に入っていきました。

ルーフデッキ折版屋根

今回使用したのは、KY-600型です。

屋根材搬入①
屋根材搬入②

ガレージがありトラックが入れない状況でしたので、ロープを使って

職人さん2人掛かりで、1枚1枚慎重に搬入しました。

屋根葺き

下地・タイトフレーム施工完了後、屋根を葺いていきました。

屋根葺き①
屋根葺き②

搬入した屋根材を施工する際も勾配が急で大変でしたが、

2人掛かりで丁寧に慎重に作業をしていきました。

屋根葺き完了

滑らないように踏ん張りながら歩行しています。さすが職人さんです✨

養生

屋根葺き作業完了後、室内に雨漏りが侵入しないように

次の作業工程に入るまで養生をして作業を終了しました。

養生①
養生②
養生③

役物施工

できるだけ隙間をなくし雨水の侵入を防ぐ為に

破風包み・水上カバーを施工しました。

煙突周り役物施工①
破風包み・水上カバー施工状況①
破風包み・水上カバー施工状況②

新しく軒樋を設置。竪樋は、既設の竪樋に繋げることで雨水が排水される流れを作りました。

竪樋接続①
竪樋接続②

施工完了✨

全ての作業が完了し、施工完了した写真がこちらです📷✨

施工完了①(ドローン撮影)
施工完了②(ドローン撮影)
施工完了③(ドローン撮影)
施工完了④(ドローン撮影)

とても綺麗に納まり、雨漏れの心配もなくなりました🎵

お客様から大変嬉しいお言葉をいただきました😊💫

当社ジオプランでは、ドローンを使用した屋根点検を行っております‼

近年よくメディアでも取り上げられ注目を浴びているドローンですが、メディア業界に限らず今回のような建築の現場でも大活躍しています‼

ドローンによる屋根点検のメリットは大きく4つあります💡

  • 短時間で点検を行える                                                           (広範囲での撮影が可能なため、足場組を設置する必要もなくその分短時間に点検を行うことができます。)
  • 屋根が傷むリスクが無い                                                                           (作業員が屋根の点検を行う場合は、屋根上に登らなけばなりません。ドローンであれば空中撮影が可能なので、屋根を傷めたり破損するリスクがありません。)
  • 安全に屋根の点検を行うことができる                                              (本来足場を組んで屋根上に登り点検を行いますが、その必要がない為安全に点検を行うことが可能です。 )
  • 屋根の高さ・形状に制限がない                                                    (作業員が点検する場合、屋根の高さが2.3階建て以上になると足場組を設置しての点検となります。ドローンは空中撮影で高さに制限がない為、高い屋根も安心安全で点検することができます。 )

建物の立地によって飛行を制限される場合や、悪天候の際に使用できないなどのデメリットはありますが、簡単に上空から屋根の状態を確認できる為、作業の効率化にも繋がります♪

何事も早期発見・早期修繕が大事です‼

そうした際にに活躍するのがドローンを用いた点検です‼

当社ジオプランは、ドローン操縦の資格を持った建築士がいますので安心してお任せください‼

今後もこうした最新の技術を取り入れながら、

少しでも安心した暮らしをお客様にご提案・ご提供できるように日々努めて参ります✨

弊社では、屋根・外壁無料診断雨漏り調査・修理行っておりますのでお気軽にご相談くださいね(^^)/

代表取締役 名和修

お問い合わせ・お見積りは
すべて無料です!
お気軽にご相談ください🐭

スタッフ池田

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