今回は、雨漏りがしているとのお問合せをいただき工事をさせていただきました。
現場調査📷
現場調査に伺ったところ、S様邸の1階屋根は『スレート(カラーベスト)屋根』と言われる屋根材でした。
カラーベストの屋根材は、屋根勾配が3寸以上の屋根に使用できるのですが、
こちらの住宅の屋根勾配は2寸勾配でした。
屋根勾配によって使用できる屋根材が異なるのでが、そもそもの材質の選定が間違っており
劣化に伴い雨漏りの被害が大きくなったと考えられます。
写真をご覧の通り、経年劣化により全体的に色褪せ・錆びが目立ち
ひび割れや剥がれてしまっている部分も多数見受けられました。
ひび割れ・剥がれを起こしている箇所から雨水が侵入し、
屋根内部→室内へと雨水が侵入したことが原因であるということが分かりました。
室内も雨漏りを起こしている箇所は、雨水を吸収した為に変形・めくれが起きていました💦
調査報告📝
現場調査が終わり調査報告書と見積りを提出📁
全体的に劣化が進んでいることから、1階屋根部分をカバー工法でリフォームし、
雨樋や水切り板金などの役物も新しくすることをご提案させていただき工事に取り掛かりました!
📌既設屋根:スレート(カラーベスト)→📌新設屋根:ガルバリウム鋼板(立ハゼ葺)
ワンポイント解説👌①スレート(カラーベスト)屋根とガルバリウム鋼板屋根の違いとは!?
こんにちは一級建築士の名和です🐭
ここでワンポイント解説✨✨✨
今回は、スレート(カラーベスト)屋根とガルバリウム鋼板屋根について
ご説明させていただきます!
どちらも瓦屋根に比べて軽量であるのが特徴でありますが、ガルバリウム屋根はスレート屋根に比べても非常に軽量であることが分かります😮
また、スレート屋根は屋根材の中で価格が安いことから使用されるケースが多いのも特徴ですが
長持ちさせるのであれば、10年に一度塗装メンテナンスが必要になってきます。
初期費用を抑えたいという方にはスレート屋根がおすすめですが、耐候性・耐用年数を重視するのであれば、ガルバリウム鋼板屋根をおすすめしています✨
本来カバー工法は、既設の屋根材の下地(野地板)を利用し、
既設屋根に防水シート(ルーフィング材)→新設屋根という手順で工事を進める場合が多いです。
しかし、今回は
・既設屋根の内部にまで劣化が進み状態があまり良くない
・カラーベストの上に立ハゼ葺きの屋根を葺くと、歪みが出てしまう
以上2点の原因があることから、既設屋根の上に新たに下地材(野地板)を施工し、
防水シート(ルーフィング材)→新設屋根を施工する『野地板増し張りカバー工法』で工事をさせていただきました。
屋根葺き替え工事と違い、既設屋根の撤去・解体にかかる費用がない為、
工事費用を抑えることができます🌟
屋根下地施工
まず、既設屋根の上に屋根下地材(構造用合板)を施工しました。
屋根下葺材(ルーフィング)施工
屋根下地施工完了後、ルーフィング材を貼りました。
今回使用したルーフィング材は、
『サンルーフ007』です。
合成樹脂配合の改質アスファルトを塗工することにより、
アスファルトルーフィング940と比べ、
釘穴シール性・耐久性を高め、
さらに合成繊維不織布を貼り合わせることで、
強度を高めた新基準の屋根下葺材です。
新設屋根葺き
下葺材施工完了後、新設屋根葺きの作業に入りました。
役物施工
屋根葺き施工完了後、水切り板金・雨樋の役物を施工しました。
施工完了
施工完了した写真がこちらです📷✨
とても綺麗に納めることができました✨
お客様から大変嬉しいお言葉もいただきました😊💫
屋根材によって耐用年数は様々ですが、10年に1度は住宅点検をすることをお勧めしています💡
少しでも気になる点・不安な点がございましたらお気軽にご相談くださいね‼
詳しい詳細は、「屋根葺き替え・カバー工法」「屋根板金工事」をご覧ください🎶
お問い合わせ・お見積りは
すべて無料です!
お気軽にご相談ください🐭
随時情報を更新しております♪クーポン情報も掲載中!
要チェックです🐥