今回は、雨漏りがしているとのお問い合わせをいただきリフォーム工事をさせていただいた方の
外壁の塗装工事の様子をご紹介いたします!
現場調査🔍
現場調査に伺ったところ、サッシから雨水が侵入していることが分かりました。


H鋼の周りの処理がされておらず、
コーキングが切れたことにより雨水が侵入。

建物の揺れによって、デッキとALCのコーキングが切れている。

外壁のクラック(ひび割れ)箇所多数。

換気フードから雨水が侵入していた形跡あり。
調査報告
現場調査が終わり報告書と見積書を提出📝


今回は、納めが悪くなっている箇所は水切板金を施工して、外壁は塗装工事でリフォームをすることを
ご提案させていただき工事に取り掛かりました。
ワンポイント解説💫外壁塗装って何をするの?

こんにちは一級建築士の名和です🐭
ここでワンポイント解説✨✨✨
今回は、”外壁塗装”について
ご説明させていただきます!
塗装と聞くと、色を塗って終わり。というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
実際は1回で終了ではなく、下塗り1回・中塗り1回・上塗り1回 計3回の塗装が一般的な工事の流れです。

※外壁の状態によって変わることがあります。
足場組
まず、工事に取り掛かる前に足場組を設置しました。




足場組を設置するにあたり、建物前の植木鉢等を移動させ、
材料などを置く場所にはブルーシートを敷くなど、
事前処理もしっかりと行ったうえで、足場組を設置していきました。






足場組設置完了後、メッシュシートを全体に被せました。
気性があり、風に強く、高所作業でも風圧による転倒リスクを減らす為です。
主に、外壁塗装・改修工事などで使用されます。
外壁洗浄🧹
塗装工事に入る前に、外壁に付着した汚れを高圧洗浄機を使用してしっかり落としていきます。


コーキング施工
外壁の高圧洗浄完了後、
外壁の基礎立ち上がりとALCの間の段差が生じている取合部分・既設外壁の目地・換気フード廻りなどの各場所に、コーキングを施工しました。







看板撤去・電気工事💡
基礎取合部のコーキング施工完了後、看板撤去・配線などの電気工事をしました。
電気工事処理も私たちの仕事です。




看板が取り付けられていた部分は固定していたビス止めの穴が多数ありましたので、
コーキングでしっかり塞ぎました。




電気配線の廻りもコーキングが劣化し隙間が空いてしまっている箇所がありましたので、
一度外してから、再度コーキングを施工しました。
ごく僅かな隙間からも雨漏りの原因になりますので、細かい部分もぬかりなく施工をしてくれています。
デッキ部(鉄骨塗装)
水切板金施工完了後、順番に各場所の塗装作業をしていきました。
まずはデッキ部の鉄骨塗装の様子をご覧ください👇
錆止め→上塗り(2回)





デッキ手摺部分(木部塗装)
デッキ手摺部分の塗装工事の様子がこちらです👇
下地調整→上塗り(2回)



軒天塗装
軒天塗装の様子がこちらです👇




外壁(ALC)塗装
ワンポイント解説💫塗料の特徴と耐用年数について
塗料材の成分には大きく4つあります👇
塗料名 | 特徴 | 耐用年数 |
---|---|---|
アクリル樹脂 | ・価格が安く、施工しやすい ・色あせや劣化が早く、 こまめな塗り替えが必要 | 5~8年 |
ウレタン樹脂 | ・柔軟性があり、木部や雨樋な どにも適している ・コストと耐久のバランスが良い | 8~10年 |
シリコン樹脂 | ・コストと耐久性のバランスが非常に良く、最も普及している ・防汚性も高い | 10~15年 |
フッ素樹脂 | ・非常に耐久性が高く、紫外線や雨に強い ・高層ビルや公共建築にも使用される | 15~20年 |
表をご覧いただくと分かる通り、耐用年数が長いほど価格も高くなります。
しかし、高価な塗料だから長持ちするとも限らず、戸建ての塗り替え塗装に使われる塗料はシリコンがほとんどですが、同じシリコンでも価格はピンキリでシリコンだから一律10~15年持つというわけでもありません。
外壁(ALC)塗装の様子がこちらです👇
🌟下塗り(1回目)
- 塗料の接着力を高める(密着性の向上)
外壁と上塗り塗料がしっかりくっつくようにする「接着剤」のような役目。 - 劣化した外壁の吸い込みを抑える
古くなった外壁は塗料を吸い込みやすいため、下塗りで吸い込みムラを防ぎ、仕上がりを均一にします。 - 表面を整えて、上塗りを美しく仕上げる
凹凸や色ムラを均一にして、次に塗る中塗り・上塗りの発色やツヤを良くする下地作り。 - 外壁の保護強化
下地を強化し、上からの塗膜が長持ちする土台をつくります。
下塗り1回目がしっかりできていないと、塗装全体が長持ちしません。
「目立たないけど、一番大事な工程」とも言える部分です。



🌟中塗り(2回目)

- 塗膜の厚みを確保する
耐久性のある塗膜にするために必要な塗料の厚みをつける工程です。 - 下塗りと上塗りのつなぎ(中間層)として機能する
下地(下塗り)をしっかりカバーし、上塗り塗料がきれいにのるように整える役割。 - 防水性・耐候性の向上
中塗りで塗膜を重ねることで、雨や紫外線に強くなり、外壁の劣化を防ぎます。 - 色ムラや仕上がりの均一化
最終仕上げ(上塗り)の色を美しく見せるための下地を整える工程。
※特に濃い色やツヤあり仕上げでは大事です。
見た目は上塗りとあまり変わらなく見えることがありますが、
中塗りを省くと塗膜が薄くなって劣化が早くなりがちです。
中塗りは「見えない耐久性をつくる工程」と言えます。


🌟上塗り(3回目)
- 見た目の仕上がりを整える(美観)
色ツヤ・光沢をきれいに出し、外壁の最終的な見た目を決定づける工程です。 - 塗膜の保護性能を最大化する
雨・紫外線・風などの自然環境から外壁をしっかり守る**バリア(保護膜)**の役割。 - 色ムラや刷毛跡の解消
中塗りまでで残った細かなムラや段差をカバーして、均一な塗面に仕上げます。 - 耐久性・防水性を高める
上塗りまでしっかり行うことで、塗膜の厚みと強度が完成し、長寿命な外壁になります。



写真を見ても分かる通り、中塗りと上塗りとの差が違うのがよくわかりますね👀
より色の濃さや深みが出て綺麗に仕上がっているのが分かります!!
※中には、仕上がりが分からないからと思って『中塗りをしない・塗料を薄めて施工をしている』といった業者も少なくありません。
写真のように同じ色味でも中塗りと上塗りとで色味の差を少し出すことで、
今後劣化により上塗り塗料が剥がれてしまった場合にも
しっかり中塗りをされているということが分かります。
また、色味を変えることで作業する職人さんの塗り残し防止にもなるのです!!
悪徳業者に引っかからない為にも、
外壁塗装では『3回塗りが基本であること』『中塗りと上塗りとで色を変えること』は
公共工事では常識であるということを頭に入れておくと良いと思います💡
足場組解体・清掃🧹
全ての工事完了後、足場組みを解体しました。




足場組解体完了後には、工事で出たごみや埃などが敷地内に飛散しているので
高圧洗浄機で綺麗に清掃をしました。
大切なお客様の敷地に工事の間しばらく作業させていただいたので
綺麗な状態でお引渡しする為に隅々まで目を配り作業をしてくださっています。


施工完了✨
施工完了した写真がこちらです📷✨




とても綺麗に生まれ変わりました😊💫
今回、『塗装工事』『外壁カバー工事』『バルコニー防水工事』と
3つのリフォーム工事をさせていただきましたが、
今回のように様々な部分の劣化の状態に合わせた工事をご提案することで
お客様の負担もできる限り最小限に抑えた工事にすることができます。
ただ全面的な塗装工事をしよう!カバー工事をしよう!ではなく、
それぞれの不具合に沿った工事をご提案することが当社ジオプランの強みです💪
当社ジオプランには建物の構造を知り尽くす一級建築士もおりますので
ぜひお気軽にご相談くださいね🎵
最後に…‼!ここまで読んでくださった方に嬉しいお知らせです⭐
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