今回、F工場様より天井の木毛セメント板がC鋼から外れて落下の危険があるとの
お問い合わせをいただきました📞
ワンポイント解説①🌠木毛セメント板とは?

こんにちは一級建築士の名和です🐭
ここでワンポイント解説✨✨✨
”木毛セメント板”について
ご説明させていただきます!
⭐木毛セメント板とは?
木毛セメント板は、
細かく削った木の繊維(木毛) ・ セメントで固めた板 のことです。
木の軽さ・断熱性と、セメントの強度・耐火性をあわせ持つ材料です。
⭐どこに使用されているのか?
🏠 天井・壁の下地
🎵 音楽室や体育館の吸音パネル
🚧 断熱・防音が必要な建物の壁や屋根
✅木毛セメント板の特徴
- 軽い
木の繊維が主体なのでコンクリートより軽量。
- 断熱性・吸音性が高い
木毛が多孔質なので熱や音を和らげる効果あり。
- 耐火性・耐水性がある
セメントで固めているので火や水にある程度強い。
- 加工しやすい
釘やビスも打ちやすく、施工が比較的簡単。
🙅木毛セメント版のデメリット
- 表面が粗い・見た目がラフ
- 耐水性はあるが、長期の水浸しには弱い
- 吸水性があるため塗装や防水処理が必要な場合がある
- セメントの影響でアルカリ性が高い
- あくまで補強や下地用が主目的
木毛セメント板についてのワンポイント解説でした🎶よかったら参考にしてみてくださいね🤗
現場調査📷
F工場様の現場調査に伺ったところ、木毛セメント板が建物の揺れでC鋼から外れて
天井から落下の危険がある状態でした。落下してしまったら、大変なことになってしまいます😱
上記記載にある通り、木毛セメント板の特徴として軽量であることから、
固定が不十分だと建物の揺れで外れる可能性があるのです💦

調査報告📝対策案✨
調査報告としてC鋼から外れてしまった木毛セメント板をL型水切り板金で支える
ご提案をさせていただき工事に入っていきました👷
L型水切設置🔧
外れかけていた木毛セメント板をならして、L型水切を表面に設置してビスでしっかりととめていき
木毛セメント板を支えていきました✨
名称 | 品種 |
L型水切 | ㋐0.6カラーガルバリウム鋼板 |


施工完了😊
落下しかけていた木毛セメント板がしっかりとL型水切で支える事ができました✨
これで落下する危険もなくなり安心ですね😊
木毛セメント板は軽量とはいえ、落下すると人に当たれば大けがにつながることがあります⚠️
木毛セメント板の劣化で目視👀できる主なサインとして、
- 板の浮き・反り
板が下地から少し浮いていたり、端部が波打って見える。
特に長い面で不自然に反っていたら注意。 - 目地や継ぎ目の割れ
板と板の間や目地処理部分に亀裂が入っている。
そこから雨水が入りやすくなる。 - ビスまわりの割れ・ゆるみ
ビス周辺がひび割れしていたり、ビスが浮いてきている。
軽く触ると板がガタつく場合も。 - 板表面の変色やシミ
雨水がまわって濡れたり乾いたりを繰り返した跡がある。
茶色や黒っぽいシミは吸水によるものが多い。 - 破損・欠け
角や端部が欠けたり、割れている場合。
小さな破損が大きな劣化の入口になる。
今回のケースのように、明らかに外れてしまっている場合はそれ以上に被害が広がらない為にも
早めにご対応していただくことを推奨します!!
『水切板金』と聞くと、雨仕舞の為に施工されるイメージがありますが、
板の重さを受け止めて、建物の揺れや風圧による動きを抑制したり、
板材の端がたわんだり、剥がれたりしないように固定力を補強する支えとしての役割もあります💡
今回のように、さまざま板金を取り扱う専門のプロとして
建物の状態に合わせて最適な施工方法をご提案することが可能です😊
目視できる劣化のサインや気になるところがありましたらお気軽にご相談くださいね🎶
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こちらもご参考にしてみてください✨
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