今回は、小波スレート屋根のカバー工事を行いました。
スレート屋根には、”大波スレート”と”小波スレート”の2種類があります。
”大波スレート”と”小波スレート”とでは、主に使用する用途が違います。
”大波スレート”は屋根用・外壁用。
”小波スレート”は外壁専用。となります。
概ね、”大波スレート”を使用されるケースがほとんどですが、古い建物の場合は屋根材にも”小波スレート”が使われるケースもあります。
今回のF様邸でも、屋根材に”小波スレート”を使用しました。
F様邸の現況の写真がこちらです。
まずは屋根の清掃から始めました。
屋根の表面には、大気中に浮遊する微粒子のホコリなどが自然に降り積もったり、雨水とともに降りかかったりしと、想像よりも多くの汚れが溜まっている状態です。
屋根のカバー工事では、既存の屋根を土台とし利用する為、高圧洗浄でしっかりと汚れを落としていきます。
屋根の清掃が終了したら、
屋根を立ち上げていきます。
屋根の立ち上げの部分には、
”ケミカル雨戸”と”エプロン雨戸”を取り付けました。
”ケミカル雨戸”の”ケミカル”はポリエチレンのことであり、伸縮性や柔軟性があります。通気性もあるので、湿気による屋根材の劣化も防ぐことができます。
”エプロン雨戸”は主に雨水の侵入を防ぐ役割があります。
雨戸を取り付けることによって、隙間から風・雨の侵入を防いだり、鳥獣の侵入も防ぐメリットがあります。
そして、双方のスレート屋根と雨戸を取り付けたら、”棟包み”を被せます。
この”棟包み”は屋根材の下に雨水が浸入するのを防ぐという重要な役割があります。
完成した様子がこちらです(^^)/
見栄えもとても綺麗になりました♪
ご依頼いただいたお客様の建物の状態に合わせて様々な屋根のカバー工事を行うことができます。
屋根材にも様々な種類がございますので、お気軽にご相談くださいね♪
詳しい詳細は「屋根葺き替え・カバー工法」をご覧ください。
次回は、「アーチ屋根の屋根取替工事」をアップします!