【新米スタッフの現場成長日記】vol.64 工場の外壁改修・岐南事務所のリニューアル工事が着工いたしました!

目次

工場の外壁改修工事|はじめてのKスパン、ビスと釘が見えない美しい仕上がりに!

現在、当社では事務所と工場の改修工事を進めています。

今回は、職人さんと一緒に工場の外壁改修工事を行い、外壁材として「Kスパン」を施工しました。

Kスパン 製品図

出典:株式会社セキノ興産 角スパンドレル

https://www.sekino.co.jp/product/exterior-material/spandrel/sp-148k

今回、私自身にとってKスパンを実際に施工するのは初めてだったため、施工の手順だけでなく外壁材納まり働き幅についても学ぶことができました。

Kスパンとは?

Kスパンは、金属製の外壁材で、主に工場・倉庫などの大型建築物の外壁に使用されるスパンドレルタイプの外壁材です。

Kスパン外壁面

大きな特徴は、外壁材を連結していく構造により、表面から釘やビスなどの固定部が見えにくい隠し張り」にできることです。

一般的な金属外壁では、固定に使用するビスや釘、キャップなどが外から見える場合がありますが、Kスパンでは固定部を外壁材の内部に納めることができるため、外観をすっきりと仕上げることができます。

そのため、工場や倉庫といった建物でも、シンプルで統一感のある外観をつくることができます。

また、金属製外壁材ならではの軽量性もメリットの一つです。建物への荷重を抑えやすく、既存建物の改修工事や外壁リニューアルにも採用しやすい材料です。

施工前に「張り始め」と「張り終わり」を確

Kスパンを施工する際に、まず重要になるのが「張り始め」と「張り終わり」の納まりです。

外壁材は、一度張り始めてしまうと、最後の部分で寸法が合わなくなった場合に大きな調整が必要になることがあります。

そのため、施工前に外壁面全体の寸法を確認し、貼り始めから張り終わりまでの割付を考えておくことが重要です。

今回は、張り始めの部分で、見切り材にKスパンの「山の芯」がくるように寸法を確認し、必要な加工を行ってから施工を開始しました。

見切り材からKスパンの山芯がくるように張り始めました。

こうした最初の位置決めが、仕上がりの美しさにも大きく影響します。

Kスパン施工で重要な「働き幅」

施工していて特に注意が必要だと感じたのが、外壁材の「働き幅」です。

金属製の外壁材は、気温や日射などの影響によって伸縮することがあります。

そのため、単純に材料を寸法いっぱいまで詰めて施工するのではなく、メーカーが定める働き幅や施工方法を確認し、材料の伸縮を考慮した納まりにすることが重要です。

特に長い外壁面では、1枚1枚のわずかな寸法差が積み重なることで、最終的な位置に大きなズレが生じる可能性があります。

今回の施工でも、材料の働き幅を意識しながら、山の位置やジョイントの状態を確認して、一枚ずつ丁寧に施工していきました。

実際に施工して感じたこと

今回、初めてKスパンの施工を経験しましたが、外壁材を張る作業だけを見るのではなく、「どこから貼り始めるのか」「最後はどこで納めるのか」「材料の伸縮をどう考えるのか」といった、施工前の計画が非常に重要だと感じました。

外壁工事では、材料をただ張っていけばよいわけではありません。

建物の寸法、割付、見切り、開口部、伸縮、雨仕舞いなど、完成したときの納まりを施工前からイメージしておくことが大切です。

今回のKスパン施工を通して、材料そのものの特徴だけでなく、きれいな仕上がりをつくるための「納まりを考えること」の重要性についても学ぶことができました。

これからも実際の現場で職人さんの施工を見て、材料の特性や施工方法を一つひとつ覚えながら、より良い施工ができるよう経験を積んでいきたいと思います。


事務所改修工事で見つけた、曲面壁の造作と軽量鉄骨下地

工場の外壁改修工事と並行して、現在、岐南事務所の改修工事も進んでいます。

パーテーション下地造作作業施工写真

この日は、1階のパーテーション壁の造作工事が朝から行われていました。

私が事務所を覗いたときには、すでに大工さんによる造作が進んでおり、特徴的な曲がった壁」が取り付けられている状態でした。

現場で見つけた「曲げ合板」

今回、特に気になったのが、この曲面になっている部分です。

壁の表面にはベニヤが張られていましたが、普段ホームセンターなどで見かける一般的なベニヤとは少し違うように見えました。

曲げ合板を使用することで可能なR壁

そこで調べてみると、「曲げ合板」と呼ばれる、曲面に沿って施工できるベニヤ板があることが分かりました。

通常の合板では、急な曲面に沿わせて施工することは難しいですが、曲面に合わせて細かく下地を配置し、その上から曲げベニヤを張ることで、滑らかで美しいカーブ状の壁をつくっていることが分かります。

普段、屋根や外壁の施工を見ることが多い私にとって、こうした室内造作の下地を見る機会は非常に貴重でした。

仕上げ材をきれいに見せるためには、その下の下地づくりが重要」という点は、屋根や外壁の板金工事にも共通する部分だと感じました。

軽量鉄骨を使った室内下地

今回もう一つ勉強になったのが、室内の軽量鉄骨を使用した下地です。

普段の現場では屋根や外壁の鉄骨下地を見ることが多いですが、室内の間仕切りなどに使われている軽量鉄骨下地をじっくり見る機会はあまりありませんでした。

実際に現場を見ることで、室内の壁がどのような下地構造でつくられているのかを確認することができました。

仕上がってしまうと見えなくなる部分ですが、こうした下地があることで、壁や開口部の枠などを正確に取り付けることができます。

開口部の枠はどのように固定する?

室内を見ていると、開口部には「スタッド」を使用した枠の納まりもありました。

普段あまり見ることのない施工方法だったため、「この枠は一体どのように固定しているのだろう?」と気になり、実際の固定方法を確認させてもらいました。

すると、まず部材に穴を開け、その部分から横方向にビスを打ち込んで固定するという方法でした。

完成した状態だけを見ると分からない部分ですが、実際の施工途中を見ることで、どこからビスを入れて、どのように部材を固定しているのかを確認することができました。

こうした「完成すると見えなくなる部分」の施工方法を見ることは、とても勉強になります。

異なる工事を見ることで広がる知識

今回の事務所改修工事では、曲げベニヤを使った曲面壁の造作や、細かな木下地軽量鉄骨による室内下地、そして開口部の枠の固定方法など、普段の屋根・外壁工事ではあまり見ることのできない施工を間近で見ることができました。

工事の種類が変わると、使う材料や施工方法も大きく変わります。

しかし、どの工事にも共通しているのは、完成した仕上がりをきれいにするために、見えなくなる下地や納まりを丁寧につくっているということです。

今回の現場を見て、普段とは違う工事からも学べることがたくさんあると改めて感じました。

これからも自分の担当する工事だけでなく、現場で行われているさまざまな施工に目を向け、「なぜこの材料を使うのか」「なぜこの納まりになっているのか」を考えながら、知識と経験を増やしていきたいと思います。

新しくリニューアルする岐南事務所工場の完成がとても楽しみになりました。

今日も一日おつかれさまでした。明日も一日ご安全に!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次