今日は、昨日に引き続き工場の外壁改修工事を行いました。

昨日は、新しく角波を張るための下地処理や、水切りなどの役物の取り付けを行いました。そして今日は、いよいよ新しい角波を張っていきます。
ここで、今回使用する「角波」について少し紹介したいと思います。
角波とは、金属板を一定の間隔で折り曲げて成形した外壁材で、工場や倉庫などの外壁によく使用されています。
一見すると、どれも同じように見える角波ですが、実は山の形状やピッチによっていくつかの種類があります。


代表的なものとして、四山・六山・八山などがあります。
「山」とは、外壁材を横から見たときの凸部分の数を表すもので、同じ長さの中でも山の数によって、波のピッチや見た目、働き幅などが変わってきます。
一般的に、山数が少ないものは一つ一つの山が大きく、山数が多くなるほど細かな形状になります。
また、角波を選ぶ際には、単純に見た目だけで決めるわけではありません。
板厚、働き幅、下地の間隔、建物の高さ、風圧、使用するビスの種類や間隔、既存外壁との納まりなど、建物の条件に合わせて仕様を検討する必要があります。
特に重要なのが「働き幅」です。
外壁材には、実際の板の幅と、隣の板と重ねた後に外壁として有効になる「働き幅」があります。
例えば、角波を施工するときは、単純に材料の幅を足していけばよいわけではなく、重ね部分を考慮した働き幅で割り付ける必要があります。
そのため、施工前には外壁の実測寸法から必要枚数を計算し、端部の納まりや役物との取り合いも含めて割り付けを行います。
さらに、外壁材を固定する下地についても注意が必要です。
角波は、胴縁などの下地材にビスで固定していきます。そのため、角波を張る前に「どこに下地があるのか」を正確に確認しておくことが重要です。

角波の施工では、まずビスを固定する下地の位置を確認して
その位置に合わせてチョークラインで基準線を出します。
下地の位置がずれていると、ビスを正しい位置に打てなかったり、外壁材の通りが悪くなったりする原因になります。
また、工場や倉庫などの改修工事では、既存の鉄骨や設備、配線などが外壁の内側にある場合もあります。
今回の現場でも、既存の建物の状況を確認しながら、下地や既存設備との干渉がないように施工を進めています。
角波は、ただ外壁にビスで張っていけば完成する建材ではありません。
材料の選定、割り付け、下地の位置、役物の納まり、重ね方向、ビスの固定方法、そして雨仕舞い。
こうした一つ一つの施工条件を確認して、初めてきれいで耐久性のある外壁に仕上がります。




普段何気なく見ている工場や倉庫の角波外壁も、実際に施工してみると、建物を雨風から守るためのさまざまな工夫が詰まっていることが分かります。
今回の工事でも、仕上がりだけを見るのではなく、「なぜこの材料を使うのか」「なぜこの納まりにするのか」を意識しながら、角波の施工を進めていきたいと思います。
今日も一日おつかれさまでした。明日もご安全に!















