職人さんから学ぶ!掴みの技術と樋取付作業のポイント
今回の作業では、立平の軒先のつかみに挑戦しました。


まず、掴みでしっかりとつかめるように、唐草の先端を適切な角度まで叩いて整形しました。このとき、ブリキハンマーを使用すると屋根材の塗装面を傷付けてしまう可能性があったため、表面を傷めにくいプラスチックハンマーを使用しました。
その後、屋根の天端(化粧面)に差し金を当て、その上から掴みで締め込みました。これは、掴みの角度によって屋根表面に傷が付いてしまうのを防ぐための工夫です。
普段、家でゆっくりしているときに板金の施工動画を見ることがあるのですが、人によっては差し金ではなく、タオルや布を挟んで傷を防ぎながら施工している方もいました。
しかし、今回作業を終えて振り返ると、差し金は寸法を測ったり直角を出したりするための大切な測定器具です。傷防止の目的で使用すると、曲がったり精度に影響したりする可能性もあります。そのため、傷を防ぐのであれば、タオルや布など専用ではないものの、測定器具に負担をかけない方法を選ぶべきだったと感じました。
仕上がりを左右する!職人さんから学ぶ軒樋吊り金具の取付間隔


続いて、今回は軒樋を支える吊り金具を、等間隔になるように取り付ける作業を行いました。
吊り金具は、決められた間隔で正確に取り付けることが重要です。間隔がばらつくと見た目だけでなく、樋の強度や排水性能にも影響するため、一つひとつ位置を確認しながら作業を進めました
今回作業をして感じた課題は、いかに効率よく、正確に取り付けるかということです。職人さんは軒先の全長を見ただけで、「吊り金具は何個必要か」「何mmピッチで取り付ければ均等になるか」を瞬時に計算し、指示してくださいました。

こちらの写真は、**軒樋同士を接続する「継手(つぎて)」**と呼ばれる部分です。
継手部分には、軒樋専用の接着剤を塗布し、左右から軒樋を差し込んで接続します。この接続部は接着剤によって固定・止水されるため、接着剤の塗り方が仕上がりや耐久性を大きく左右する重要な工程です。
特に側面の角部分は雨水が漏れやすい箇所のため、隙間ができないように接着剤を均一に、十分な量を充填する必要があります。一方で、接着剤を塗りすぎると差し込んだ際に大きくはみ出し、美観を損ねてしまうため、適量を見極めることも大切です。
止水性能と仕上がりの美しさを両立させるためには、接着剤の量や塗布方法にも職人さんならではの経験と技術が詰まっていることを学びました。
私はまだ時間をかけて計算しながら進めていますが、職人さんの段取りや考え方をしっかり観察し、その技術を自分のものにしていきたいと思います。正確さはもちろん、スピードも身に付けられるよう、一つひとつの現場で経験を積んでいきます。
今日もおつかれさまでした。明日もご安全に!














