今回、W様邸より棟補強工事のご依頼があり工事させていただきました。
現場調査📷
現場調査に伺ったところ、スレート瓦屋根の棟を固定する針金が切れてしまって
ズレが生じていました😰
本来真っすぐな状態であるはずの棟がズレているのが分かります⬆☝
ズレが生じていた棟を外すと、固定する針金が切れていました😅
ワンポイント解説📝(セメント瓦屋根ってどんな屋根?)
こんにちは一級建築士の名和です🐭
ここでワンポイント解説✨✨✨
セメント瓦屋根ってどんな屋根?ということで
ご説明させていただきます!
セメント瓦とは、名前の通りセメントで作られている瓦屋根のことです。
セメント瓦は陶器瓦に比べて、安価で製造しやすい点から
1970年~1980年代の住宅不足だった高度経済成長期によく使われていました😃
陶器瓦とセメント瓦では見た目にも大きく違いがあります☟
陶器瓦は釉薬によってガラスのような層でコーティングされている為、表面がツルツルしている。
光が当たるとテカテカとしているのも特徴です✨
塗装で着色されている。表面がザラザラ。
経年と共に色あせするのが特徴です✨
調査報告📝
現場調査が終わり報告書と見積書を提出📝
ズレが生じている部分を放置しておくと、隙間から雨水が侵入し雨漏りの原因になったり、強風や地震などで落下するなどの二次災害に繋がる恐れがあります。
そのような事態にならない為にも、既設の棟を一度撤去し、針金を真っすぐに出して再固定をすることをご提案させていただき工事に取り掛かりました👷♂️
既設棟撤去🧹
まずは、既設の棟を全部撤去していきました。
棟瓦針金固定🔩
撤去が完了したら、真っすぐになるようにのし瓦に1枚1枚手作業で針金を通していき、
針金が緩まず抜けないようにビスで固定していきました💫
動画もご覧ください🎶
コーキング固定🔩
のし瓦のズレ防止及び止水のために、繋ぎ目をコーキングしました!
瓦棟再固定🔩
のし瓦に針金を通したら、その上に被せる棟瓦にも針金をしっかり通し再固定していきます。
こちらも職人さんの手作業で1枚1枚丁寧に作業していきました🌟
完成🎉
被せた瓦にも、ズレ防止・隙間塞ぎ(止水)の為に
しっかりとコーキングし完了です✨
完了した写真がこちらです📷
ズレもなくなり真っすぐで綺麗な仕上がりになりました😊
一番雨風などの影響を受けやすい棟は、影響を受けやすい部分であるからこそ劣化もしやすいので
少しでも不安を感じたら一度点検されることをお勧めしています!
長く使用できるように日頃のメンテナンスが大事です。
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