新米スタッフの現場成長日記】vol.81 エアコン配管の化粧カバー取付|水の流れを考えた施工と職人さんの気配り

今回は、外壁塗装と屋根葺き工事を進めている現場で、エアコン配管の化粧カバーを取り付ける作業に立ち会いました。

作業を見ていると、テープの巻き方ひとつにも理由があり、現場の状況に合わせた職人さんの対応からも、たくさんのことを学ばせていただきました。

目次

外壁塗装にあわせて、配管の化粧カバーをご提案

こちらの現場では、エアコンの配管をテープで巻いて保護していましたが、日差しや経年劣化によって、テープに剥がれや傷みが見られました。

そこで、外壁塗装を行うこの機会に、配管を保護しながら見た目も整えられる配管化粧カバーをご提案しました。

お客様からご依頼をいただき、今回はベランダの2か所と1階の1か所、合計3か所に取り付けることになりました。

今回使用した配管化粧カバー

使用したのは、因幡電工「スリムダクトSD」SD-77-I(アイボリー)です。

エアコンの配管をまとめて覆い、日差しや雨風から保護しながら、外壁まわりをすっきりと仕上げるためのカバーです。

使用した配管化粧カバー「スリムダクトSD」

作業中に見つかったドレンホースの傷み

今回施工してくださったのは、先輩のお知り合いで、以前にも何度か仕事をお願いしたことのある電気屋さんです。

作業を始めると、エアコンの水を排出するドレンホースが、日差しなどの影響で硬くなり、割れている箇所が見つかりました。

そこで、電気屋さんのご厚意で、日が当たっていなかった接続部分から、新しいホースをつなぎ直していただきました。

傷んでいる部分に気づき、その場で対応してくださることが、とてもありがたく感じられました。

カバーで覆えない部分も、保温材とテープで保護

化粧カバーで覆えない室外機まわりの配管は、エアコン配管用の保護テープで巻き直していただきました。

テープは、カバーの内側に少し入る位置まで巻き、外に露出する部分とカバーとの境目も保護できるように納めています。

室外機との接続部付近では、配管を包む保温材(断熱材)にも傷みがあったため、保温材を補い、その上からテープを巻いて応急的な保護をしていただきました。

壁の配管穴を塞ぎ、化粧カバーを取り付け

室内から屋外へ配管が通る壁の穴には、隙間を塞ぐためのエアコン用パテをしっかり詰め、その上から壁際のカバーを取り付けました。

外壁と壁際のカバーが接する部分にはシーリングを施し、雨水が入り込みにくいように処理しています。カバーの固定部をビスで留め、配管まわりを仕上げました。

ベランダ2か所と1階1か所の取り付けが完了し、テープ巻きだった配管まわりが、すっきりとした見た目になりました。

ベランダ2か所の化粧カバー施工後

「下から上へ」巻く理由は、水の流れ

今回、特に勉強になったのは、テープを下から上へ巻く理由です。

電気屋さんから、下から上へ重ねながら巻くことで、上から流れる雨水がテープの重なりの内側へ入り込みにくくなると教えていただきました。

その話を聞いたとき、屋根のルーフィングを水下から水上へ重ねて施工する考え方と同じだと感じました。扱う材料や作業が違っても、水の流れを考えて重ねる点は共通しています。

もし自分が何も知らずにテープを巻いていたら、作業のしやすさを優先して、上から巻き始めていたかもしれません。

何気なく見える作業にも、雨水を入りにくくするための理由がある。今回の作業を通して、手順だけでなく、その理由まで理解することの大切さを学びました。

現場ですぐに対応できる職人さんの心配り

配管の傷みに気づき、補修まで対応してくださった電気屋さんの姿からは、お客様がこの先も安心して使えるように考えて動く姿勢が伝わってきました。

その気持ちにとても共感しましたし、こうした職人さんと一緒に仕事ができることを、ありがたく感じています。

自分も作業の進み具合だけでなく、周囲の傷みや細かな納まりにも目を向けられるよう、今回の学びを次の現場につなげていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも、現場での経験や学んだことをわかりやすくお届けしてまいります。

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