【新米スタッフの現場成長日記】vol.78 天窓の撤去と屋根カバー工事|下地づくりから隙間対策まで

目次

雨漏り対策として、天窓の撤去と屋根カバー工事

今回は、雨漏りへの対策として、天窓の撤去と屋根のカバー工事を行いました。天窓を撤去した部分は、室内側の仕上げから断熱材・木下地・防水処理まで施工し、屋根を葺くための下地を整えました。

屋根に使用したのは、天然石粒で表面を仕上げた金属屋根材「ヴィクセン」です。今回は既存屋根の上から重ねるカバー工法で施工しました。

屋根面に加え、破風や塔屋の板金カバー、軒樋の取り付け、屋根まわりの隙間対策も進めました。

今回使用した屋根材と役物

室内を養生し、天窓の撤去に備える

撤去作業に入る前に、天窓の開口部を室内側からシートで覆い、周囲をテープで固定しました。

天窓の下にある床や作業範囲もシートで保護し、ほこりや撤去時の破片が室内に広がりにくいように準備しました。

天窓開口部と床まわりの養生

天窓を撤去し、木枠と化粧板を取り付け

既設の天窓を取り外した後、開口部の四方に木枠を組み、化粧板を支える下地をつくりました。

組み上げた木枠に化粧板を取り付け、室内側の開口部を塞ぎます。写真は屋根側から見た状態で、この上に断熱材と屋根側の下地を納めていきます。

天窓撤去後の木枠と化粧板の施工

断熱材を納め、屋根側の木下地を造作

化粧板の上には、開口部の大きさに合わせて**スタイロフォーム(断熱材)**を納めました。屋根から室内へ伝わる熱を抑えるための施工です。

続いて、屋根側の合板を支える木下地を取り付けました。周囲との高さや固定する位置を整え、合板を張る準備を進めました。

断熱材の敷き込みと木下地の取り付け

針葉樹合板で開口部を塞ぎ、防水処理

木下地の上に針葉樹合板を固定し、天窓の開口部を屋根側から塞ぎました。

合板の上には、**改質アスファルトルーフィング(防水シート)**を施工しました。新しい屋根材を葺く前に、雨水の浸入を防ぐための防水層を設けています。

合板張りと天窓撤去部分の防水施工

軒先唐草を取り付け、屋根全体にルーフィングを敷設

屋根の軒先には、唐草と呼ばれる水切り金物を取り付けました。屋根の先端を納め、雨水を外へ流す役割があります。

その上に粘着層付きのアスファルトルーフィングを重ね、軒先から棟へ向かって順に敷き上げました。天窓を塞いだ部分も含め、屋根全体の防水下地を整えています。

軒先の水切りとルーフィングの施工状況

壁際の防水を納め、ヴィクセンを葺き上げ

屋根と壁が接する部分は、既存の水切り板金の下にもルーフィングを差し込み、屋根面から壁際へ防水層がつながるように納めました。

防水下地の施工後、ヴィクセン本体を横方向に並べ、軒先から棟へ向かって葺き上げました。屋根面が新しい屋根材で覆われ、石粒仕上げの表情が見えるようになりました。

壁際の取り合いと屋根本体の施工

棟・壁際・ケラバの納まりを仕上げる

屋根本体を葺いた後は、頂部を覆う棟包みを取り付けました。塔屋の壁際には雨押えを施工し、屋根材の端部を覆っています。

屋根の斜めの側端部には、ケラバ包みを取り付けました。屋根材の切り口や壁際の接合部を、それぞれの形状に合わせて納めました。

壁際の雨押えとケラバ包みの施工

破風を板金で覆い、軒樋を取り付け

ケラバ包みの施工後、屋根の側面にある破風板を、加工した板金でカバーしました。雨風にさらされる表面を覆い、屋根端部との取り合いを整えています。

屋根と破風まわりを仕上げた後は、軒樋を取り付けました。屋根から流れてくる雨水を受ける部分も、あわせて整えました。

破風板金と軒樋の取り付け状況

塔屋の外壁も板金でカバー

屋根工事と並行して、塔屋(屋根上に突き出した部分)の外壁も施工しました。既設のサイディングの上から板金を張り、側面と正面を覆っています。

屋根との取り合いや角部、窓の位置に合わせて板金を納めました。窓まわりや下まわりは、この後のシーリングで仕上げていきます。

塔屋の側面と正面の板金施工

母屋まわりの隙間に、鳥などの侵入防止対策

施工箇所を社内で確認し、鳥などが入り込むおそれのある屋根まわりの隙間にも対策を行いました。

母屋(もや)まわりを周囲の形状に合わせた板金で覆い、侵入経路となり得る隙間を塞ぎました。板金だけでは覆いにくい隅部や、既存木部・金物との取り合いにはシーリングを施工しています。

板金カバーと隅部のシーリング

部材の継ぎ目を養生し、シーリングで補修

既存部材の継ぎ目にも隙間が見られたため、シーリングで補修しました。最初に継ぎ目の両側と下端へ養生テープを貼り、充填する範囲を整えます。

養生した部分にシーリング材を充填し、表面をならしてからテープを外しました。周囲に材料が付着しないようにしながら、他の継ぎ目も同様に処理しました。

シーリング材の充填と仕上がり

下地から屋根まわりまで、施工の流れを記録

今回の工事では、天窓撤去後の下地づくりから、屋根カバー、板金の納まり、隙間の補修までを進めました。

断熱材や木下地、ルーフィングは、仕上がると見えなくなる部分です。写真を残すことで、屋根の内側でどのような施工を行ったのかもお伝えできます。

ビフォー・アフター

これからも、現場での作業や施工のポイントを、写真とともに分かりやすくお伝えしてまいります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も一日おつかれさまでした。明日もご安全に!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次